人工芝の張り替えは、庭の印象を大きく変える大きな工事です。
古くなった人工芝を張り替えたい、あるいは天然芝から人工芝に替えたいと考えている方もいるでしょう。
張り替えにはDIYと業者依頼の2つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
今回は、人工芝の張り替え手順、費用、期間について解説します。
Contents
人工芝張り替えの手順とポイント
DIYでの人工芝張り替え手順
1:既存の人工芝と防草シートの撤去
古い人工芝を剥がす作業は、力ずくで剥がすと下地を傷める可能性があるので注意が必要です。
固定ピンはバールなどで丁寧に抜き、接着剤を使用している場合は適切な薬剤を用いて剥がしましょう。
防草シートも同様に丁寧に剥がします。
コンクリートの場合は、古い人工芝と防草シートを剥がした後、コンクリート面を清掃します。
2:下地処理
土の場合は、ジョレンやスコップを使って土中の根や石を取り除き、平らにならします。
その後、タンパーなどで土を固める転圧作業を2回繰り返します。
下地材(山砂など)を均一に撒き、再度転圧します。
コンクリートの場合は、ひび割れや欠損がないか確認し、必要に応じて補修します。
3:草シートの敷設
防草シートを人工芝を敷く範囲に敷き、U字釘で固定します。
防草シートの端を重なるように敷き、しっかりと固定することで、雑草の発生を防ぎます。
4:人工芝の敷設
人工芝を敷く前に、仮置きをしてサイズや位置を確認します。
サイズを調整し、人工芝を敷き詰めます。
人工芝の継ぎ目には、専用のテープや接着剤を使用し、しっかりと固定します。
U字釘で人工芝を固定します。
釘が目立たないように、地面から1cm程度出るように打ち込みましょう。
5:仕上げ
余分な人工芝をカットし、ゴミなどを除去して完了です。
業者に依頼する人工芝張り替え
業者に依頼する場合、上記の手順をすべて業者が行います。
そのため、自分で作業する手間や時間、そして技術的な負担を削減できます。
人工芝張り替えにおける注意点
1:下地処理の重要性
人工芝の仕上がりと寿命は、下地処理の丁寧さに大きく依存します。
下地がデコボコしていると、人工芝が剥がれたり、へこんだりする原因となります。
2:防草シートの選定
防草シートは、耐久性や通気性などを考慮して選びましょう。
適切な防草シートを選ぶことで、雑草の発生を防ぎ、人工芝の寿命を延ばすことができます。
3:人工芝の種類
人工芝には様々な種類があり、価格、耐久性、見た目などが異なります。
用途や予算に合わせて最適な人工芝を選びましょう。
4:安全対策
作業中は、手袋や安全靴などを着用し、ケガに注意しましょう。
高所作業など危険が伴う作業は、専門業者に依頼することをお勧めします。
人工芝張り替えの費用と期間の目安
1:DIYの場合の費用と期間
DIYの場合、材料費と作業時間が必要になります。
材料費は、人工芝の種類や面積によって大きく変動します。
人工芝の価格は、1平方メートルあたり2,000円~8,000円程度です。
その他、防草シート、U字釘、下地材などの費用も必要です。
作業期間は、面積や作業スキルによって異なりますが、数日から数週間かかる場合もあります。
2:業者依頼の場合の費用と期間
業者依頼の場合、材料費に加え、人件費や廃棄費用などが発生します。
費用は、面積や業者のスキル、人工芝の種類によって変動しますが、概ね1平方メートルあたり8,000円程度が目安です。
作業期間は、面積や業者のスケジュールによって異なりますが、数日から数週間かかることが多いです。
3:費用を抑えるためのポイント
・人工芝の選び方
安価な人工芝でも、品質に問題がないものもあります。
ただし、耐久性や見た目を重視する場合は、高価格帯の人工芝を選ぶ方が良いでしょう。
・DIYでの施工
DIYで施工することで、人件費を削減できます。
ただし、技術や時間的な余裕がない場合は、業者に依頼する方が良いでしょう。
・廃棄物の処理
廃棄物の処理費用は、業者に依頼する場合、費用に含まれる場合と別途費用が発生する場合があります。
事前に確認しましょう。
まとめ
この記事では、人工芝の張り替え手順、費用、期間について解説しました。
DIYは費用を抑えられる一方、時間と労力、技術が必要となります。
業者依頼は費用は高くなりますが、短期間で高品質な仕上がりが期待できます。
人工芝の種類、下地処理の重要性、安全対策にも注意を払い、快適な庭空間を実現しましょう。
不明な点があれば、専門業者に相談することをお勧めします。
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