「庭に防草シートを敷いて雑草対策をしたいけど、風でめくれてしまうのが心配…」
そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
せっかく防草シートを敷いても、風でめくれてしまっては、せっかくの雑草対策が台無しですよね。
この記事では、防草シートが風でめくれてしまう原因を解説し、適切な固定方法やピン選び、対策方法を具体的に紹介します。
□防草シートがめくれる原因は?
防草シートが風でめくれてしまう原因は、大きく分けて3つあります。
1: 固定ピンの数が足りない、または間隔が広い
2: 固定ピンが効いていない
3: 防草シートがダブついている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1: 固定ピンの数が足りない、または間隔が広い
固定ピンの数が足りなかったり、間隔が広いと、シートが風でバタつき、ピンが抜けてしまいます。
また、シートの端っこに生えてくる雑草がシート端部を持ち上げ、その隙間に風が入り込みやすくなります。
対策としては、固定ピンの数を増やし、間隔を狭くすることが重要です。
一般的には、シートの端は50cm間隔、シートの中央部分は100cm間隔でピンを打つのがおすすめです。
2: 固定ピンが効いていない
柔らかい土壌に小さく短い固定ピンを使うと、風や雑草の持ち上げにより固定ピンが抜けてしまうことがあります。
対策としては、長さの長い大きなピンで止める、または、ピンが効いているかしっかりと確認することが重要です。
3: 防草シートがダブついている
防草シートを敷く前の整地が不十分で、シートとシートの重ね部分が浮いていたり、シートがダブついていると、風の影響を受けやすくなります。
対策としては、シートを敷く前に地面の凹凸を平らにして、シートと地面、シートとシートの間に浮き上がりを作らないようにすることが重要です。
□防草シートの固定ピン選びと固定方法
防草シートの固定には、U型ピン、L型ピン、J型ピン、プラスチックピンなどさまざまな種類のピンがあります。
それぞれのピンは、地盤や用途によって適したものが異なります。
1: U型ピン
U型ピンは、コの字タイプとU字タイプの2種類があります。
他のピンと比べて抜けづらいため、柔らかい地盤などにおすすめです。
また、U型ピンには樹脂板(ワッシャー)が付属しているものもあり、樹脂板で防草シートを固定することで、さらに抜けにくくなります。
2: L型ピン
L型ピンは、線径が太いため、硬い地盤におすすめです。
ただし、U型ピンとは違い、地面に差し込む杭部分が1箇所しかなく、抜けやすいため注意が必要です。
L型ピンを利用する場合は、必ず固定ピンテープを貼りましょう。
3: J型ピン
J型ピンは、線径が太いため、硬い地盤におすすめです。
片方の杭部分が短くなっているため、大きな石などで刺さらなかった場合、位置をずらして刺し込めます。
4: プラスチックピン
プラスチックピンは、主にストレートタイプと返しのあるタイプの2種類があります。
返しが有る製品は、抜けにくいというメリットがある反面、打ち直しをする際に引き抜くことが困難となります。
一方、返しが無い製品は簡単に抜けてしまうため、隙間から雑草が侵入した場合、防草シートがピンごと持ち上げられてしまいます。
農地のような柔らかい地盤や配管などが多く通っている地盤の場合に利用されます。
ホームセンターで手軽に手に入れられますが、強度が低く、施工時に折れてしまったり、紫外線により劣化してしまったりすることがあります。
□まとめ
防草シートが風でめくれてしまう原因は、固定ピンの数が足りない、固定ピンが効いていない、防草シートがダブついていることが挙げられます。
対策としては、適切な種類の固定ピンを選び、適切な間隔で固定すること、そして、防草シートを敷く前に地面をしっかりと整地することが重要です。
この記事を参考に、防草シートを効果的に活用して、美しい庭を実現してください。
コメント